赤城乳業 季節限定 待望の新フレーバー誕生!かじるあまおう苺バターアイスのデザインを深堀!?

デザイン事例

やったー!

私、ずっと食べたかった

赤城乳業「かじるあまおう苺アイス」を入手したんですよ!!

2021年2月に発売し、大反響で瞬く間に売り切れとなった商品↓の

季節限定のあまおう苺フレーバーということで、

デザインを分析しつつ食べたいと思いますー。

商品スペック

発売日:2022年2月22日(火)

売り場:全国のスーパー、一部コンビニ

私は、地方の家の近くのスーパーで発見!(3/9)

こんな地方で買えるの。。。ありがとう。と伝えたいです。

希望小売価格:180円(税別)

カロリー:131kcal

「かじるバターアイス」は140キロカロリーのようなので、

あまおう苺はカロリーが少なくないですね!

印刷方式

銀地のフィルムに、グラビア印刷

色数

CMYK・白・透明黄

デザイン分析

まず、私が購入したのは、限定フレーバーの

「あまおう苺」ですので、通常フレーバーのデザインと比較をしましょう。

まず、通常フレーバーは、黄色のパッケージ(ブランドカラー)

であるのに対し、あまおうの限定フレーバーは、金色で、

少し高級感を感じるデザインをしていることがわかります。

なぜ、通常品を黄色にして、この限定フレーバーは金色にしたのか、

深掘りをしていきましょう。

「かじるバターアイス」のデザイン

フィルムデザインであるのに、

どことなく懐かしいデザイン。

少し歴史を感じる「赤城乳業」のロゴや、

イラストから放射線状に伸びた点線や、

リボンの商品ロゴからも少しレトロなイメージを感じます。

牧場の牧歌的なイメージが、まるでバターの箱を見ているかのように

感じますよね。

おそらく、この商品はバターの箱を想起させるデザインを

フィルムに施したのだと思います。

箱にすることもできますが、

紙箱に直接アイスを入れることは不可能ですかたら、

結局フィルムが必要になりますし、また、逆にフィルムにすることで

アイスとわかりますので、そこも良いですよね。

もしバターにそっくりな紙箱が、アイス売り場に並んでいたら。

おばあちゃんがバターと勘違いして買うかもしれないですもんね。

アイスと書いてあるものの、そういうクレームは企業に来るものなので、

万全を期した方がいいですもんね!

話は戻りますが、

少し、牧歌的なレトロなデザインが、他社にはない魅力なんですよね。

それによって、バターらしさを強く印象付けている

素敵なデザインだと思います。

色数を抑え、目のいく順番も明快です。

1かじるバターアイスロゴ

2牛のイラスト

3「北海道産発酵バター使用」のマーク

通常デザインは、ここら辺に目の誘導があります。↑

そのようにさせているのは。そこ以外、ほぼ黄色なんです。

白が多めに使われている部分に目がいくように

できているデザインなのです。

色々書きたいですが、

限定フレーバーの分析に入ります。

「あまおう苺アイス」のデザイン

先ほど、限定フレーバーで見たように、

目の誘導は、

1:商品名「かじるあまおう苺バターアイス」

2:牛のイラスト

3-4:「あまおういちご果汁100%」、いちごの画像

だと思います。

1:商品名「かじるあまおう苺バターアイス」

商品名、長いですよね!

でも、こここそが会社のこだわりなんですよね。

「かじる苺バターアイス」だと、通常フレーバーとの文字数が

近しいため、デザインもさらに統一感を出しながら進められるところですが、

あえての「あまおう」入れてきて、そのせいで

商品名が長くなっているんですよね!

右横見ますと、「あまおう苺果汁100%使用」と記載がありますよね。

苺とだけ書く場合、全国のどこのなんのいちごが入っているかわからなく、

逆にいうと、あまおう100%と書くことができるのは、

それだけ品種へのこだわりを強く訴えたかったということになります。

「とちおとめ」ではダメだってことですね。

そして。今や「あまおう」の認知度ってすごいですよね。

私苺食べないですが知っていますし、

スーパーに行くと、大きくて高い「あまおう」が

売られていますので、もはや貴族のフルーツ。。。

いやうちが貧乏なだけかもしれないですが、

そんなイメージがあります。

とにかく、バナナとかとは違う、高級なブランドイメージを

確立しているフルーツですよね。

その、いちごブランドの高級感にあやかって、

商品名が長めでも、これで企画を通したのだと推測します。

2:牛のイラスト

可愛い。。。限定フレーバーでは、洋服を着ましたね!

これは、牛=バターやミルク に、

苺がかかったよということと、

あまおうが苺の王様と言われているからでしょう。

冠も王様の証ですね。

イラストでも、「あまおうの限定フレーバー」ということを

一番伝えたいコンセプトとして、表現しているんです。

イラストのテイストは、通常デザインと合わせ、

シンプルな描き方で、何の違和感なく、スッと見れますよね。

3-4:「あまおう苺果汁100%使用」、苺の画像

「あまおう苺果汁100%使用」の文字を見て、やっと、

理解できます。

100%だからか!ってなるわけです。

あと、私は、周りの苺の方が目に目がいきました

鮮やかなので、おいしそうだし、目を引きました。

ここでは、より苺感を出そうとして、

左右に苺の画像を入れたのだと思います。

が、あまおうって大きな苺のイメージがあるので、

このイチゴは小さく感じました。

でもたくさん詰まってる感じは見て取れます。

赤城乳業のロゴ

勝手に見出しを増やしました。

「あまおう苺」の赤城乳業のロゴが、少し目立たなくなっていることに気がつきました。

これは、どこまで銀地を抑えるかで、色が出ています。

何もインクを載せないと、銀のキラキラなフィルムが露出します。

そこに透明黄色のインクを刷ることによって、

金色が表現されているデザインです。

さらにその中でも、金のインクの守り具合で

色が違って見えているんです。

それが、この「赤井乳業」のロゴになります。

実は、これをコントロールするのはとても大変ですが、

赤井乳業さんが(またはデザイナーさん)印刷立ち合いに行っていたら

これで決めたんだと思います。

文字が見にくいですよね。すごく。

これは、意図してやっているとしたら、

苺の画像や、あまおうのフレーバーを立たせるために

金の背景の見え方は、ぱっと見一色のように

したのだと思います。

この商品の場合は、

バターの箱という見え方ではなく、

とにかく、あまおうのいちごのフレーバーと高級感だと思いますので、

どれもこれもやると、デザインがパーティーみたくチカチカしてしまいますので、

「赤城乳業」のロゴは、あえて目立たなくさせたのかな。

と感じました。

食べた感想

デザインの話なのに、食べた話も載せるんだ!と思ったと思うのですが、

実は、大事だと思います。

というのも、商品を買ったら、食べますよね。

その味が、ちゃんとおパッケージに反映されているのか。

企画の人は、ここをデザインで伝えたかったんだな。

ということが確認できますので。

で、食べたんですが、びっくりました。

まず、食感ですが、トルコアイスをバータイプにしたような、

ねっとりとしたものでした。面白い!

普通、バータイプのアイスって、ガリガリくんとか、

パルムとか、あずきバーとか。そこら辺をよく食べるので、

似たような硬い感じかと思っていたんですが、

全然違って、もったりしていて、今までに食べたことが

ない食感でした。

本当に、少し柔らかくなったバターを食べたら

こんな感じなのかなって思いました。

カロリーが200もないから、バターを食べたくなったら、

こっちを食べた方がいいですね。

(そんな人いない。)

で、あまおうフレーバーについてですが、

ちゃんと苺でした!これがあまおうだと思うと

なんだか贅沢している感じがしましたよ。

なんせあまおうなんて普段変えないですからね。

(誰か買ってください)

きっと、この商品を発売するときに、

まるでバターというコンセプトが立ったのでしょうね。

その食感をそのまま伝えるのがいいのか、

バターの風味を伝えればいいのか色々語論をしたのだと思いますが、

その結果、あのバターの箱のようなパッケージで発売し、

その後、そのブランドでのフレーバー展開をしたのだなと

思います。

まとめ

あまおう苺の高級感・特別感を出そうという工夫が随所に見られ、

赤城乳業さんのこだわりが感じられる商品でした。

他フレーバーをデザインする際に

一番注意しなければいけないことは、

通常フレーバーからどの程度デザインを守るかです。

「かじるバター」が爆発ヒットしましたので、

ブランドの認知が進んでいるということがあり、

そこからあまりデザインを変えすぎては、

お客様がブランドから離れてしまいます。

そういった、ブランドアイデンティティーを壊さずに、

フレーバー展開デザインをしている好例だと思いました。

みなさんも、スーパーで見つけたら

売り切れる前に、ぜひ買ってみてくださいね!

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